儲け話という罠に注意|高齢者を狙うSNS詐欺について

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最近、ニュースで頻繁に耳にする「SNS詐欺」というのをご存知ですか。

「自分には関係ない」と思っているかもしれませんが、 実は今、この詐欺の最大のターゲットになっているのが、私たちシニア世代なのです。

SNSという慣れない場所だからこそ、相手の巧妙な言葉で「心の隙」を突かれてしまう危険があります。

SNSなどやっていないから大丈夫と思っている人も、あなたのブログのコメント欄から、あなたに繋がろうとする人もいます。

SNSやブログをやっている人は、見ず知らずの人からのダイレクトメールなどは気をつけるようにして下さい。

シニアを狙うSNS詐欺とは

もしあなたがFacebookやX(Twitter)などをしている場合、ある日突然「久しぶり!元気?」といったダイレクトメッセージ(DM)が届くことがあります。

「誰だろう?」と記憶を辿っている間に、相手は親しげに、そして熱心にメッセージを送り続けてきます。

そして、そこでいつの間にか、親しい人でもあるかのようにこちらもメッセージでやり取りをしてしまうのです。

ここで、多くの人が「おかしい」と思いながらも、段々と心を開いてしまう理由があります。

詐欺師は単に話しかけてくるのではなく、数週間、時には数ヶ月という長い時間をかけて、あなたの「日常」に溶け込んでくるのです。

彼らは、こちらの体調を気遣い、趣味の話に共感し、「誠実な友人」を完璧に演じ切ります。

一人暮らしで会話が減り、誰かに話を聞いてほしいと感じている絶妙なタイミングで、毎日欠かさず届く優しい言葉に対して、こちらもいつしか心を開いてしまうのです。

見ず知らずの人からの怪しいDMから、自分を理解してくれる大切な人へと、私たちの意識の中に入り込んで、警戒心を解き放った時に、相手を良き理解者だと錯覚させてしまうということになります。

そして十分に信頼させたところで、最終的に投資話などを持ちかけてお金を騙し取るという、これがSNS詐欺の典型的な手口なのです。

詐欺師は高齢者を狙っている

詐欺師が私たちシニア世代を標的にするのには、明確な理由があります。

FacebookやX(Twitter)などで、高齢で一人暮らしということで目星をつけた相手に対して、優しい理解者のようにして近づいてくるのは、彼らは決して行き当たりばったりではなく、極めてしたたかに計算ずくで行動しているのです。

狙いはただ一つ、私たちが長年一生懸命働いてコツコツと蓄えてきた老後資金です。

退職金や貯蓄、そして毎月定期的に振り込まれる年金。

私たちにとっての安心の支えが、詐欺師の目にはこれ以上ないほど魅力的な獲物として映っているということになります。

彼らのDMを通して交わされる優しい言葉の裏側には、私たちが築き上げてきた大切な資産を根こそぎ奪い取ろうとする、冷酷な計算が隠されているということになります。

優しい言葉の後に続く「儲け話」という罠

心を許し相手が完全に信じ切った絶妙なタイミングで、詐欺師はついに本性を現してきます。

それこそが、SNS詐欺の最終目的である、投資や資産運用の勧誘です。

「あなただけに特別に教えたい」「老後の資金を一緒に増やしましょう」と、仲良くなって信頼させてくると、儲け話があると誘ってきます。

彼らはすでに私たちの「良き理解者」になりすましているため、私たちは、この人が言うなら間違いないと、疑うことさえ忘れてしまうのです。

ここだけの話には気をつける

さらに彼らは、「ここだけの話」とか、「有力な情報が入った」などと、さもあなただけに特別に教えるということを演出してきます。

冷静に考えれば、SNSやメールだけで知り合った人物が、見ず知らずの相手に本物の儲け話を教えるはずなどありません。

しかし、それでも私たちが信じ込んでしまうのは、そこに至るまでに詐欺師が時間をかけ、完璧な「良き理解者」を演じ抜いてきたからです。

「この人が嘘をつくはずがない」「自分のために言ってくれているんだ」

そうした積み重ねられた感情が、本来持っているはずの冷静な判断力を曇らせてしまいます。

相手の心を操る詐欺はロマンス詐欺に似ている

この、「時間をかけて築いた信頼を、そのまま詐欺の武器に変える」という手口は、恋愛感情を利用するロマンス詐欺とも非常に酷似しています。

どちらも、私たちの「善意」や「信じたい気持ち」を根底から利用し、金銭だけでなく心まで深く傷つける、極めて悪質な詐欺なのです。

ロマンス詐欺については、他の記事にも書いてありますので参考に読んでみて下さい。

騙されないために自分を守る鉄則

そうして親しげに上手い儲け話があると誘い込んで、彼らが提案する「資産運用」の話は、私たちが一生懸命に蓄えてきた大切なお金を、巧妙に吸い上げるための真っ赤な嘘に過ぎません。

SNS詐欺のプロたちは、私たちの「優しさ」や「信頼したい気持ち」を巧みに操り、善意の仮面をかぶって近づいてきます。

これが彼らの揺るぎない常套手段なのです。

だからこそ、あらかじめ「自分なりの防衛ルール」を確立しておくことが不可欠です。

これから挙げる鉄則を胸に刻んでおくことが、あなたの大切な資産や、かけがえのない老後の平穏を維持するための、最も確かな自分を守る防御策となるはずです。

ポイント

1、どんなに親身になって話を聞いてくれる相手でも、「投資」「資産運用」などといった、お金の話が出たら、それは100%詐欺だと思ってください。

SNSなどで知り合った相手が、儲け話など軽々しく話してくるわけがなく、それは、あなたから資金を出させる口実だからです。

2、SNSやメールの世界では、名前も顔写真も経歴さえも自由に作り上げることができることを知って下さい。

たとえ、毎日やり取りを続けていて信頼できると思った人であったとしても、直接会っていない人は、どこまでいっても他人です。

そのような人からお金の話をされたら、即ブロックするか話に乗らないようにしましょう。

3、自分だけで判断しないという勇気を持つことや、冷静になって考えることが大事です。

詐欺師は、ここだけの儲け話などと言って勧誘してきて、一人暮らしのシニアを狙うのは、第三者に相談されたりすることを最も嫌うからです。

だから、自分だけで判断しないで、家族や第三者に相談することをおすすめします。

詐欺かもしれないと気がついたら、勇気を出して警察の相談専用電話(#9110)や、国民生活センター(局番なしの188)などに相談してみてください。

あなたの「平穏」を守るために

SNS詐欺は、単に私たちの「誰かと繋がりたい」という気持ちにつけ込むだけではありません。

「人を信じたい」「善意を持って接したい」という、私たちが長い人生の中で大切に育んできた人間としての温かさそのものを利用する卑劣な行為です。

だからこそ、あなたの大切な心と人生を守るために、ネット上の甘い儲け話には決して近づかないことが賢明です。

これからのネット社会を賢く生きていくためには、人を信じる心と同じくらい、騙されないための正しい知識を持つことが重要になります。

残念ながら、私たちの老後の人生を食い物にする人々はこの世の中に存在します。

その現実を直視することで、平穏な日常と大切な資産を最後まで守り抜いてください。

もし、やり取りの中で「おかしいな」と感じたら、その小さな違和感を見逃さないことこそが、あなたを守る最大の武器になることを覚えておいて下さい。