おっちゃんシリーズ

おっちゃんが教える|架空請求詐欺の被害がなくならない理由

朝の開店したばかりのいつもの喫茶店で、おっちゃんは淹れたてのコーヒーを前に、スマホの画面を渋い顔で睨んでいた。「おっちゃん、朝から難しい顔してどうしたんですか?」 タケルがカウンター越しに声をかけると、おっちゃんはゆっくりと顔を上げた。 「ああ、また嫌なニュースを見てな。架空請求詐欺で、一人暮らしの高齢者が2000万円も騙し取られたそうだ」タケルは布巾でカウンターを拭きながら首を傾げた。「架空請求って変なアダルトサイトとかをクリックしちゃって、いきなり『延滞金払え』ってメールが来るやつですよね。あれでどうやったら2000万円も払うことになるんですか?」架空請求詐欺はなくならない「それに、架空請...(本文へ)
高齢者を詐欺から守る

怪しいという感覚が詐欺師を遠ざける——知識と知恵で撃退

警察庁の調べによると、2024年の特殊詐欺被害のうち、高齢者が占める割合は全体の65.4%にのぼっているということです。この数字を見ると、高齢者は騙されやすいというそんな印象を持ってしまいます。しかし本当にそうなのでしょうか。もしかすると詐欺師たちは、高齢者なら騙せるとそう考えて、最初から標的として狙っているのかもしれません。では、私たち高齢者は、どのようにして、詐欺師たちから身を守ればいいのでしょうか。そのことを、一緒に考えたいと思いながら、私はこのブログを書いています。ある高齢女性の話今から数年前のことです。一人の高齢の女性のもとに、一本の電話がかかってきました。「あなたの息子さんにお金を...(本文へ)
高齢者を詐欺から守る

20代の若者でも100万円を騙し取られた巧妙な詐欺の手口

詐欺の被害者といえば、高齢者というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。しかし、今回ご紹介するのは、20代の若者が100万円を騙し取られた実際の話です。インターネットを使いこなし、ネット情報に強いはずの若者でも騙されるのです。そこには、単なる知識不足では片付けられない巧妙に仕組まれた罠と、逃げ場を奪う心理的トリックがありました。被害者がどのように追い詰められていったのか、その全貌を紐解きます。すべては免許証を落としたことから始まった詐欺師はある日突然、見知らぬ人間を騙そうとするわけではありません。彼らがまず行うのは、個人情報を足がかりにして相手の警戒心を巧みに解き、恐怖でパニックに...(本文へ)
高齢者を詐欺から守る

若者を巻き込む投資詐欺の実態と家族ができること

大学を卒業して社会人になったばかりの23歳の女性のAさんは、ある日インスタグラムで大学時代の同級生の投稿を見かけました。「最近、投資を始めて生活が変わった。興味ある人はDMして」そこには、高級レストランや旅行先で笑う、同級生の姿が写っていました。Aさんは社会人になったばかりで、将来への漠然とした不安を感じていたことから、友達が紹介しているなら安心かもしれないと、DMを送ったことがすべての始まりです。友達という名の罠同級生からLINEグループに招待されたAさんは、そこで投資のレクチャーを受け始めました。グループには複数のメンバーがいて、「儲かった」「生活が変わった」という書き込みが続いています。...(本文へ)
高齢者を詐欺から守る

便利なネットバンキングが狙われている——個人口座乗っ取りの手口と対策

銀行やコンビニのATMに行かなくても、スマホやパソコンで振込や残高確認ができるネットバンキングは、24時間いつでも使える便利さから、今や多くの人が利用しています。しかし、その便利さの裏側に、大きな危険が潜んでいることをご存知でしょうか。警察庁によると、インターネットバンキングへのアクセスに必要なIDやパスワードなどの情報が盗まれ、不正送金される被害が急増しているということです。かつては、言葉巧みにお金を振り込ませることが詐欺の手口でしたが、今では、犯罪組織は銀行口座そのものを狙い、ネットバンキングへ不正アクセスして、直接お金を奪おうとしているのです。今回は、詐欺師たちがどのような手口でネットバ...(本文へ)
高齢者を詐欺から守る

アポ電話が強盗につながる仕組み——闇バイトが生む連鎖犯罪の実態

「オレオレ詐欺の電話がかかってきた」という話と「強盗事件が起きた」という話は、一見全く別の出来事のように思えます。しかし実はこの二つは、同じ犯罪組織が生み出した一本の線でつながっているのです。詐欺電話を気をつけることは、詐欺だけでなく強盗被害からも身を守るために重要な要素になることから、アポ電には気をつけなければならないのです。詐欺電話で集める「情報」が強盗の下準備になる詐欺電話の目的は、お金を騙し取ることだけではありません。犯罪組織にとって、詐欺電話にはもう一つの役割があります。それが、「アポ電」と呼ばれる事前調査です。アポ電とは、家族構成や資産状況、在宅時間などを探るために、かかってくる電...(本文へ)
高齢者を詐欺から守る

詐欺電話を根本から断つ|家にかかる国際電話をブロックする方法

詐欺電話を防ぐために、今すぐできる最も効果的な方法が一つあります。それは国際電話をシャットアウトすることです。固定電話とひかり電話を対象に、国際電話不取扱受付センターに申し込むことで、無償で発信と着信を休止することができます。国際電話不取扱受付センターは、特殊詐欺の多くは国際電話番号が使われている現状を受け、被害を未然に防ぐ目的で通信事業者大手5社が共同で設立し運営しています。海外に知人や家族がいないという方は、ぜひこの機会に申し込んで詐欺電話が家にかかってこないようにしてください。手続きは無料で、電話一本で申し込むことができます。国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)詐欺電話...(本文へ)