2026-05-23

高齢者を詐欺から守る

便利なネットバンキングが狙われている——個人口座乗っ取りの手口と対策

銀行やコンビニのATMに行かなくても、スマホやパソコンで振込や残高確認ができるネットバンキングは、24時間いつでも使える便利さから、今や多くの人が利用しています。しかし、その便利さの裏側に、大きな危険が潜んでいることをご存知でしょうか。警察庁によると、インターネットバンキングへのアクセスに必要なIDやパスワードなどの情報が盗まれ、不正送金される被害が急増しているということです。かつては、言葉巧みにお金を振り込ませることが詐欺の手口でしたが、今では、犯罪組織は銀行口座そのものを狙い、ネットバンキングへ不正アクセスして、直接お金を奪おうとしているのです。今回は、詐欺師たちがどのような手口でネットバンキングの口座から不正送金するかということと、騙されないために気をつけなければならないことを書いてみることにしました。70代男性Fさんの場合Fさんは72歳。妻と二人暮らしです。数年前から、大手銀行のネットバンキングを利用しています。年金の受け取りや公共料金の支払いを全てネットバンキングで行っており、銀行の窓口に並ばなくていいから楽だと気に入っています。ある朝、Fさんのスマホに、銀行からメールが届き...(本文へ)