おっちゃんシリーズ

怪しいと分かっていても断れない催眠商法が高齢者の心をつかむ理由

怪しいと分かっているのに、なぜ高額な商品を買ってしまうのかという、催眠商法について考えてみることにします。カフェの常連客のおっちゃんと、アルバイト店員であるタケルの会話を通して、高齢者を狙う『催眠商法(SF商法)』の恐るべき手口を紐解きます。この詐欺の根底にあるのは、単なる無知ではなく、シニア特有の孤独や家族の気遣いでした。いつもの喫茶店おっちゃんはいつものように、窓際の席でコーヒーを飲みながら、スマホの画面をじっと見つめていました。「おっちゃん、今日は新聞じゃないんですか」 カウンターから声をかけてきたのは、アルバイト店員のタケルでした。「ああ、最近はスマホでもニュースが読めるからな。便利な...(本文へ)
ネット・SNS詐欺

1ヶ月で243通の詐欺メールが届く異常事態を分析

実は先日、20年以上愛用していたメールアドレスを変更したという記事をこのブログで書きました。(お読みでない方はぜひ「75歳の私が使い慣れたメールアドレスを解約して見つけた心の余裕」をご覧ください) アドレスを変えた最大の理由は、私の古いメールアドレスが詐欺師グループに知れ渡り、毎日のようにフィッシング詐欺のメールが届くようになってしまったからです。銀行などの重要な登録先はすでに新しいアドレスへ変更し、旧アドレスの解約手続きも済ませました。ただ、万が一の連絡ミスがあっては困るため、念のため今月いっぱいは旧アドレスも受信できる状態に残してあります。したがって、現在この旧アドレスに届く企業からのメー...(本文へ)
詐欺の心理と手口

なりすまし詐欺の手口の変貌と、詐欺から身を守る方法

なりすまし詐欺が最初に事件として認知され、社会的な問題として広く知られるようになったのは、2003年(平成15年)頃です。鳥取県警の米子警察署が、孫や家族を装って電話をかけ現金を振り込ませる手口に対して、初めて「オレオレ詐欺」という言葉を用いて注意喚起を行いました。この特徴をとらえたネーミングがマスコミを通じて報じられ、全国の警察や社会に一気に浸透していったのです。ただ、この年だけでなりすまし詐欺の認知件数が約6,500件あり、被害総額は約43億円に達しました。しかし、20年以上経った現在でも、なりすまし詐欺は減るどころか、警察庁が発表した統計によると、2025年のなりすまし詐欺の被害総額は約...(本文へ)
ネット・SNS詐欺

ネット通販に潜む「コピーサイト」の恐怖と見破り方

ネットショッピングで注文したのに送ってこなかったとというような詐欺があることは、皆さんもよくご存知かと思います。最近のネットショッピングの詐欺サイトはとても巧妙にできていて、本物かどうか判別できないものがあります。今回は「高齢者を詐欺被害から守る」シリーズとして、私自身が先日遭遇した恐ろしい「コピーサイト」の罠についてお話しします。欲しかった「ミッキーの像」先日、私は園芸用の「ミッキーの像」をインターネットで必死に探していました。 それは石膏でできた40センチぐらいの像なのですが、かなり古いもので、オークションサイトやメルカリなどを探しても、どこにも売っていなかったのです。なぜ私がそこまで必死...(本文へ)
ネット・SNS詐欺

悪質結婚紹介サービスの実態と対策

子どもには早く幸せな家庭を築いてほしいという、親であればそう願うのは当然のことです。 しかし最近、そのような親心につけ込むような、悪質な「結婚相手紹介サービス」の電話勧誘トラブルが急増しています。親の最も弱い部分を容赦なくえぐるような、極めて卑劣な手口で、「子供が未婚なのは親の責任である」という言い方で脅かしてきます。今回は、悪徳業者がどのようにお金を騙し取ろうとするのかという、具体的な手口を国民生活センターに寄せられたトラブルの事例から紹介します。親の心理を操る、恐るべきマインドコントロール罠は、ある日突然の電話から始まります。「40代のお子さんの将来、ご心配ではありませんか」どこで調べたの...(本文へ)
訪問販売・悪徳商法

素人がワンルームマンション投資に手を出してはいけない本当の理由

定年後の生活費や将来の年金への不安から、「安定した家賃収入」という言葉に心惹かれる方は多いのではないでしょうか。「銀行に預けておくより、毎月家賃が入ってくるので老後の助けになる」 そう考えて、比較的手が届きやすそうな「ワンルームマンション投資」に興味を持つシニア層が増えています。しかし、ちょっと待ってください。 専門知識がないまま表面的な利回りだけを信じて大切な老後資金をつぎ込むと、思わぬ落とし穴にはまってしまう危険性があります。今回は、不動産投資のリアルな実態についてお話しします。表面利回りについて不動産投資のパンフレットなどで「利回り6%」という数字を目にします。これは、年間の家賃収入を物...(本文へ)
訪問販売・悪徳商法

高齢者を狙う悪質な点検業者の手口と対策について

最近、高齢者の住まいを狙った悪質な「点検詐欺」が急増しています。悪質業者は、他人を疑うことを知らないシニア世代を「騙しやすい」と狙いを定め、卑劣な手口で近づいてきます。今回は、絶対に騙されないための点検詐欺の手口と対策をまとめてみました。巧妙化する点検詐欺の手口悪徳業者たちは、高齢者が他人を疑わず親切に応対してくれることにつけ込んできます。「給湯器の無料点検をします」と事前に電話をかけてきて所在を確かめたり、高齢者の一人暮らしであることを確認してから訪問します。訪問時には、いかにもガス会社の委託業者のような作業着を着て現れるため、すっかり信用して家の中に入れてしまうケースが後を絶ちません。家に...(本文へ)