詐欺の心理と手口 なぜ詐欺は横行するのか——昔のペテン師から今の組織犯罪の変遷
「ペテン師」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。昔は、人を騙す人間のことをそう呼んでいました。巧みな話術で相手を信じ込ませ、ありもしない話を本当のことのように語る。昔の詐欺は、ある意味で個人の才能に頼った犯罪でした。話が上手い人。人の心を読むのが上手い人。そういう人物が、人を騙していたのです。しかし今は違います。現在の詐欺は、組織によって作られた巨大なビジネスのような姿に変わっています。「電話をかける役」「名簿を集める役」「お金を受け取る役」「SNSで偽アカウントを作る役」それぞれが分業しながら、人を騙す仕組みが作られていくのです。なぜ詐欺はここまで広がったのでしょうか。そしてなぜ、これほ...(本文へ)